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探偵とは

よく漫画やテレビドラマに出てくる探偵は、何かの事件を推理して犯人を捜したりしますが、現実の探偵はそんなことはほとんどしません。一応、やろうと思えばそういう依頼をできないこともないですが、普通の探偵よりも警察の方が組織力や調査能力など高いですし、探偵への依頼料というのは非常に高額であるため、やはり難しいです。
漫画やテレビドラマに憧れて、将来は名探偵になりたいって思う方もいるかも知れませんが、現実の探偵はそんなに格好良いものでもないので、オススメできません。
現実の探偵の仕事内容は、だいたいが浮気調査や素行調査、人捜しや別れさせ屋などの特殊工作で、あまり楽しい仕事ではないですし、そんなに儲かるというわけでもありません。そのため、好き好んで探偵になる人は少ないです。元刑事などがほとんどです。
ただし、探偵に依頼する方のほとんどは、なんらかの困った事情を抱えて依頼してくるわけで、それを解決してあげるというのは、そんなに悪いものではありません。
たとえば人捜しや、ストーカーなどに対する対策も、警察の場合は事件性がない限り動いてくれませんが、探偵の場合は、依頼料さえ払えば、どんな依頼も引き受けてくれます。
ちなみに探偵には、たとえば警察や弁護士のような特別な権限はありません。
探偵の資格
探偵には、探偵になるための試験などはありません。弁護士などのような国家資格は存在しませんし、誰でも探偵をやりたいと思えば、探偵と名乗って良かったわけです。
しかし、個人情報保護の観点から、2007年より探偵業法が施行されることになり、探偵業の開業には公安委員会への届け出が必要となりました。
具体的な条件としましては、過去5年以内に暴力団員であった場合、禁錮以上の刑に処せられ刑の執行から5年経過していない場合、破産者や後見人がついている場合などは開業することが出来ません。
また、依頼者に対する重要事項の説明義務や、合意した契約内容を書面で交付する義務、守秘義務も課されています。
以前は誰でも探偵を名乗ることができましたので、探偵とは名ばかりの悪質な業者も多かったのですが、最近では比較的健全になっています。
漫画やテレビドラマの影響で「探偵」は正義の味方のように思われていることもありますが、現実の探偵は、そうではない人間も多かったのです。
探偵業を主にしている業者としては、そのまま探偵社や探偵事務所、興信所の他に、総合調査会社、リサーチ会社などと名乗ってる所もあります。業務内容は業者ごとで違いがありますが、依頼を受けて調査するという点は同じです。
探偵は、依頼人の依頼を受けて調査をすることになりますが、その調査から得られた情報はときに悪用されることもあります。前述した探偵業法により違法的な目的のための調査は受けてはいけないことになってはいますが、かならずしも守られてはいないのが現状です。
探偵の仕事
探偵の仕事で一番多いのが、浮気調査です。
恋人や夫、あるいは妻の浮気を調査します。ただ調べるだけではなく、証拠を集めて貰うこともでき、証拠があれば離婚を行うときに多額の慰謝料を請求できます。
また、相手が浮気をしていない場合でも、特殊工作によってそういう事実を作り出すような依頼を受ける業者もあります。他にも「別れさせ屋」などの業務を行っている所もあります。
素行調査や身辺調査、過去調査なども探偵の仕事です。
その人間がどういう人間が、周りがどうか、過去に罪をおかしたり、借金をしたりなどしていないか、調べてくれます。
人捜しも重要な業務の一つです。家出人、行方不明人などの他に、昔の恋人や友達、生き別れた両親などだって探してくれます。他には、借金を踏み倒して逃げた債務者なども調べてくれます。頼めば芸能人などの家を調べてくれる所もあるようです。人間だけではなく、いなくなった犬や猫を探してくれるところもあります。
他には、裁判用の証拠集めや、ストーカーなどへの対策、筆跡鑑定や指紋鑑定、DNA鑑定までしてくれる探偵業者もあります。
探偵は、なんでも屋に近い性質がありますので、依頼料さえ払えば、だいたいどんな依頼でも引き受けてくれます。
一応、漫画のように殺人事件の解決などを依頼することも不可能ではありませんが、一般的にはほとんど行われていません(探偵には法的権限も一切ないので、警察より調査能力が低い)。
探偵の依頼料
あたりまえですが、探偵に依頼するには依頼料が掛かります。
依頼料は依頼内容によって異なりますし、事務所ごとでも違うので一概には言えませんが、ここでは簡単な目安を紹介しましょう。
素行調査、浮気調査の場合、一日あたり5万円ほどの依頼料が掛かります。この一日というのも丸一日という意味ではなく、だいたい3時間とか5時間程度の時間に限られます。延長することもできますが、その分依頼料もあがります。
高いですが、ただ尾行などをするだけではなく、裁判などでも利用出来る証拠、報告書の作成もしてくれます。
家出人や昔の友人、生き別れた両親などを捜したい場合は、その難易度にもよりますが、最低でも10万円以上はかかります。また、調査料とは別に成功報酬も発生します。調査料だけでも10万円以上かかりますし、たとえ見つからなかった場合は成功報酬は払わなくていいですが、お金が返ってくることはありません。30万円以上は掛かると思った方が良いでしょう。
ストーカー対策を依頼する場合は、10万円ほどは依頼料がかかります。証拠収集、犯人の素行調査、盗聴器の探索、犯人への警告や探偵の立ち会いによる話し合いなど、依頼内容が多くなれば依頼料も増えます。
探偵に依頼するというのは、思った以上にお金が掛かると思いますので注意してください。
たまに、依頼料が格安のところがあったりしますが、なかには、経費と言ってあとから記載されてない料金を請求したり、調査内容を悪用したりするところもあるので気をつけましょう。
探偵の選び方
探偵を頼むときにもっとも重要となるのが、その探偵の信頼性だと思います。
やはり、プライバシーに関わるような調査を依頼しますので、できるだけ信用できる所に依頼したいものです。実際に、悪質な探偵が調査結果などを悪用した例もあります。ヤクザや暴力団が運営している探偵事務所というのも、実は存在しているのです。
大きく分けますと、探偵には、個人営業と法人営業の二種類があります。
どちらが良いかといいますと、微妙な所です。普通は大手の法人営業の方が信用できそうですが、個人営業の場合は、その探偵は探偵業法に則って公安委員会に届け出をだして開業していますので、ある程度の信頼がおけます。法人営業の場合も探偵業法に則って公安委員会に届け出をだして開業していますが、対象となるのは経営者だけであって、その社員たちまで信用がおけるかは怪しいところです。
個人にしても法人にしても、基本的には繁盛しているところの方が信頼がおけます。それだけたくさん利用者がいるということですから、少しは安心できます。
探偵業法では、依頼者に対する重要事項の説明義務や、合意した契約内容を書面で交付する義務などが課せられています。もし、これをやらないような探偵がいた場合には、即刻、依頼を中止して他の探偵を当たるようにしましょう。
かならず契約書には目を通してください。悪質な探偵というのは、あとから最初以上の依頼料をふっかけってきて、払わないなら調査内容を悪用すると脅してくるわけです。